【熊本地震】は、中央構造線沿いに震源が東に移動している。
今後の地震活動について、専門家はさらに別の活断層が動く可能性を指摘する。
九州を東西に横断する別府・島原地溝帯沿いには多数の活断層が存在し、四国や紀伊半島を通る中央構造線断層帯に連なる。

専門家の多くが、中央構造線との関係を示唆。
とりわけ今回の地震がフィリピンプレート(の沈み込み)と関係があると指摘する専門家は多い。
3つの大きな地震は、誘発されたものではなく、個々の3つの地震であるとの見立てだ。

南海トラフの方向に地表が引っ張られるように裂けていると考えると、地震が東に動いていることと整合性が出る。
この場合、中央構造線に沿って今後も東西に地震が起きる可能性や近隣の火山の噴火を誘発する可能性を否定できない。

南海トラフの境界面から見た場合、少なくとも西日本の何処で活断層が動いても不思議ではない。
今回、地震の伝播と中央構造線の間には一定の関係性が見られ、熊本から見て南西方向と東北東方向は要注意となる。
一方で、フィリピンプレートから見る場合、他の3つのプレートとの関係も無視できず、それは北米プレート、太平洋プレートとも無関係ではない。

本件は、日本が地震活動時期に入ったことを強く認識させ、第一に地震、第二に噴火を想起させる。
田中原子力規制委員長は、「科学的に問題ない」と云い放ったが、国民の皆さまは十分に注意されたい。

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